名称
1.名称について
Space-E/Drawでは、アイテムに名称が付加できます。
名称には、「アイテム名称」と「グループ名称」があります。
これらは、アイテムの認識や編集に利用できます。
(1) 名称は、半角の英数字、記号で8文字まで利用できます。
- 名称には、「SS」から始まる文字列を使用しないでください。
- また、名称の先頭から6文字は、同じ文字列を使用しないでください。
(2) サブモデルの複写や切貼りで、自動ナンバリング機能を使用する場合は、6文字以内で入力してください。
- 後ろの2文字が「01〜ZZ(36進数)」になります。
【自動ナンバリング機能】

- サブモデルの複写で自動ナンバリング機能を使用しない場合、複写先のアイテムにはアイテム名称は付加されません。
- グループ名称は、もとのアイテムと同じ名称が付加されます。
2.アイテム名称
アイテム名称は、アイテムを作成したあとで付加できます。
アイテム名称は1名称につき1アイテムのみです。複数のアイテムに同じ名称は付加できません。
すでにアイテム名称「a」が付加されているアイテムに別のアイテム名称「b」を間違って付加した場合、そのアイテム名称は「b」に変更されます。
3.グループ名称
グループ名称は、1名称を持つ複数のアイテムに付加できます。
同じグループ名称を持つアイテムは、すべて同じグループとなり、まとめて編集できます。
また、寸法線、記号、ハッチングなどは、自動的にグループ名称が付加されています。
アイテムにグループ名称を付加するには、次の2とおりの方法があります。
- ・グループモードを開始または終了する…………システムメニューの[GRP]
- グループモードを開始して、終了するまでに作成したすべてのアイテムに同じグループ名称が付加されます。
- ・グループ名称を付加または階層構造にする……
グループ名称(GRNM)コマンド
(a) 設定
【グループの階層構造】

- 上記のように、グループ名称「RECT0001」の下に「HOLE0001」と、「LINE01」
- が含まれる階層構造が定義できます。
- この階層は、8階層まで定義できます。
- グループ単位で編集する時に、グループ「RECT0001」のアイテムを指示すると、グループ「RECT0001」に属するすべてのグループが編集の対象となります。
- グループの階層機能を利用すると、グループデータを部品構造として扱え、部品展開などの部品データの編集操作が簡単になります。
(b) 解除
- 指示したグループを親から切離し、そのグループに属するすべての子グループを切離します。

- 上の階層グループ関係があった場合、「LINE01」を解除すると、次のようになります。
